聞き取り困難症 発話内容の理解に苦労
耳鼻科で聴力確認 / 環境整えて工夫
*「聞き取り困難症(LiD)」:音が聞こえているのに、言葉としては聞き取りにくく、内容が理解しづらいといった症状を抱えた状態。
*聴覚の機能には問題がありません。
*音を聞く「ヒアリング」はできるため、一般的な聴力検査では正常とされます。
*音を言葉として聞き取る「リスニング」が難しくなります。
*国内では100人に1人程度がLiDに該当すると考えらます。
*生活や仕事に支障をきたす場合は、まずは耳鼻科で相談し聴力検査を受けることが勧められます。
*本人は気づいていなかった難聴が分かるケースもあります。


(2025年10月4日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
重症化しやすい脳梗塞 心原性脳塞栓症
引き金は心房細動 / 発症時は救急車を
*心原性脳塞栓症:心臓でできた血の塊(血栓)が血流に乗って脳へ運ばれ、脳の血管を塞ぐことで起こります。
*原因の多くは不整脈で、心臓の上部にある心房が不規則に細かく震えます。
*心不全を発症・悪化させたり、心房内で血液がよどみ血栓ができやすくなり、脳塞栓症を引き起こしたりします。
*疑わしい症状が見られたら一刻も早く救急車を呼びます。
*脳梗塞が広がる前に、途絶えた血流を再開させることが重要で、時間との勝負。
*予防には心房細動の適切な管理が欠かせません。
*高血圧や睡眠時無呼吸症候群、肥満、喫煙、飲酒習慣があると心房細動になりやすくなります。
*男性に多く、年齢とともに罹患率が上がります。
*健康診断などで心電図検査を定期的に受けて、自分でも脈をとり(検脈)、脈が飛んでいないか、速くなっていないか日頃から確認。

(2025年10月11日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
歯垢を落としきる 歯間ブラシなど併用を
除去にフロス駆使 / 定期健診欠かさず
*歯の表面に膜のようにべったりと貼りつく歯垢は、「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の集合体。
*虫歯や歯周病、口臭の原因となります。
*歯ブラシで落とせる歯垢は全体の約6割。
*歯磨きに加えて歯間ブラシやデンタルフロスを用いる人は50.9%。
*磨き残しが目立つのは歯ブラシのヘッドの向きを変える犬歯付近。
*歯ブラシは毛先を歯と歯肉の境目に直角に当てて、軽い力で小刻みに動かし1本ずつ丁寧に磨くのが基本。1回3分以上が目安。
*歯間ブラシは歯間にブラシ先端をゆっくり挿入し、前後に動かします。
*太すぎると歯茎を傷め、細すぎると清掃効果が期待できません。サイズ選びが重要。
*一般的な指巻きタイプのフロスは長さ40㎝ぐらいに切り、両端を両手の中指に巻き付けて親指と人差し指でフロスを保持します。
*歯の間にゆっくり差し込み、両端の歯の側面にフロスをこすりつけるように前後に動かして、歯垢を除去します。
*定期健診(3~6か月)も重要。
*加齢とともに歯垢を洗い流す唾液が減り、歯茎が下がるので虫歯や歯周病のリスクが増します。

(2025年9月27日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
背中が痛む内臓の病気 一刻争う疾患のケースも
心臓から子宮まで / 総合診療科を受診
*生涯で約8割の人が強い背中の痛みを経験。
*多いのは整形外科領域の痛み。
*命に関わることがあるのは「心筋梗塞」「腹部大動脈解離」「急性膵炎」の痛み。
*腹部大動脈も膵臓も背中側に位置するので、背中が痛むことが多くあります。


(2025年10月25日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
飲酒はがんリスクを高める
*がん予防の観点では、お酒は飲まないに越したことはありません。
*1日3合以上の飲酒習慣がある男性は、すべてのがんのリスクが時々飲む(1日1合未満)人の1.6倍。
*カギを握るのは純アルコール量で、酒の種類とは無関係。
*酒を飲むと、エタノールの最初の代謝産物であるアセトアルデヒドを生成。
*顔が赤くなったり、吐き気や動悸がするフラッシング反応や二日酔いの原因物質。
*発がん性が指摘されています。
*毎日2合以上の飲酒習慣のある男性の食道がんの発がんリスクは、飲酒しない男性の4.6倍。
*飲むとすぐ顔が赤くなる人は遺伝的にアセトアルデヒドの分解が遅い体質で、発がんリスクが高いといわれます。
*たばこの煙からも高濃度のアセトアルデヒドが検出されます。
*酒とたばこを共に好む方は要注意。
*お酒をおいしく感じる時は、心身共に健康といえるかもしれません。
(2025年10月25日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
見過ごしやすい心臓の病 心臓弁膜症、心不全招く
高齢者の10人に1人 / 聴診で早期発見を
*心臓弁膜症:心臓の弁に異常が起こる病気。
*60歳以上で急増。
*日本には300万人以上の患者。 *命に関わる心不全の原因疾患の4分の1を占めます。
*心臓弁膜症が怖いのは、病気が進行するまで症状があまりでないこと。
*息切れや疲労感、動悸などの弁膜症の症状があっても、加齢が理由だとみなし、放置する例が少なくありません。
*より早期に発見するには聴診が役立ちます。
*心エコー検査を受けると、弁膜症の種類や重症度がわかります。

(2025年9月27日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
そうだ、銭湯へ行こう! 親子連れちょっと旅
住吉区 朝日温泉
久しぶりに行くお風呂屋さんです。最近は“たろう”からのリクエストがありませんでした。
日曜日は朝風呂をしてくれていますが、途中休憩があって2時に再び開店します。
電車を乗り継いで行くので開店1時間前に家を出ようと用意していると、車で行くことを指示されました。この銭湯には専用駐車場があって、何度か車を利用していたことを覚えているようでした。
お風呂屋さんの近所まで来ると、秋祭りの神輿が信号を横断していました。夏以外にお神輿を見た記憶がなかったので、新鮮でした。
銭湯に着いたのは2時を数分過ぎていたころですが、脱衣場ではすでに着替え終えている人もありました。
浴場は比較的空いていて、お風呂が終わってロビーで少しくつろいでいると営業時間を示すプレートが目に入りました。そこには土日朝風呂でしかも休憩なしの営業と記されていました。しばらく来ないでいると変化があることを思い知りました。積極営業してくれてありがとうございます。
(2025.10.5)
大正区 こうわの湯
朝から車に乗り、家族で猪名川の道の駅に向かいました。
道の駅の後、近くの町営福祉施設にある浴場で本日の風呂屋巡りとしようと思い描いていました。“たろう”がまだ幼いころ、丹波でのバーベキューの帰りに2度ほど立ち寄ったことのある場所です。
道の駅までの道路は渋滞していました。ゴルフのために朝早く通る時との違いがはなはだしいほどでした。
ようやく道の駅の駐車場に到着しましたが、ほとんどの車がここ目当てだったとわかるほどの混雑でした。
“たろう”はチョコバナナを買ったらすぐに車に戻るというので、家族の買い物が済むまで車内で待つことにしました。
その間に、約25年ぶりに行く福祉施設の場所を検索し、車で10分ほどとわかりました。スマホで“たろう”に、本日のお風呂はここにしようと誘いましたが、拒否されました。一旦家に戻った後、初志貫徹、この日リクエストしていた「こうわの湯」へ向かいました。
(2025.10.12)
福島区野田 栄湯
「大正区民まつり」をのぞいた後、本日リクエストの「平和温泉」に行くために家を12時過ぎに出ました。
午後2時開店なので、遠回りルートを選びました。地下鉄堺筋線で阪急淡路駅で乗り換え、十三駅から宝塚線で石橋に到着しました。
「平和温泉」には過去2回行ったことがあります。商店街の中にある銭湯に着きましたが、開店まであと5分程度あり、シャッターの前で待っているお客さんが数名いました。
これまでに何度も開店前に到着したことはあるので、当然「待つ」ものと思っていると、“たろう”は私の手をグイッと引っ張り、商店街のアーケードを抜けて山手の方へ歩みを進めました。
しばらくは思うに任せて付き合いましたが、この先に銭湯は無さそうです。スマホで検索すると南へ約1㎞、徒歩15分のところに「共栄湯」がありました。ここにも1度行ったことはありますが、道順は覚えていないのでナビを頼りに進みました。
途中、ルートの確認のためスマホの画面を見ると、家を出たときは40%台だったバッテリー量が20%台になっていました。
2時半ごろ、見覚えのある銭湯に到着しました。ですが、開店前のシャッターの前には誰もいませんでした。
ここでも“たろう”は待とうとはせず、ファイルから次に向かう場所のカードを見せました。最初に提示したのは「福徳温泉」でした。名前だけでは立地場所が分からないのでスマホで検索すると生野区でした。おおよその場所はわかりますが、スマホの電池産量が少なくなった身としては少し不安です。“たろう”に行先変更を促すと、次は「栄湯」のカードでした。これもまた検索すると、野田駅前です。ここならナビなしでもOKです。
「共栄湯」から離れて最寄り駅に向かうべく歩を進めました。途中出会った方に尋ねると、やはり石橋駅が最も近いとのことで道順を教えてくれました。
後日考えたとき、その日行こうとした2つの銭湯で“たろう”は過去にパニックを起こしたことがありました。パニックの原因が私にはわかりませんが、そのことが立ち寄らなかった理由ではないかと感じています。
紆余曲折があって「栄湯」の暖簾をくぐった時の私の顔には、きっと安どの表情があったことだと思います。
(2025.10.19)
浪速区 ヘルシー温泉桜川
雨がパラパラと降る中、午後3時過ぎに家を出てお風呂屋さんに向かいました。
この日は午前中、毎年桜ノ宮で開催している「水都おおさか森林の市」に行ってきました。曇天でしたが到着した10時半ごろは、まだ雨は降っていませんでした。天気のせいか、人混みは昨年ほどではありません。
イベントは木を使ったゲームや体験をするブース、販売や飲食のキッチンカーなどが出ています。
銭湯を出た後、桜川駅前の「松屋」に入りました。食券購入から食器返却まですべてセルフサービスを導入しています。
昔の学食などの券売機とことなり、様々なニーズに対応するために何度もボタンを選択しなければいけません。オーダー確定時に品目を重複して注文していたことが発覚しました。訂正しようとしましたが、うまくいきません、「呼び出し」ボタンを押すと、すぐに店員さんが来てくれ、修正してくれました。手慣れた人なら何でもないことができませんでした。後ろにお客さんが待っていなくてよかったです。
お客さんは数名いるのですが、ほとんどが一人客のためか、店内はとても静かというか「ひっそり」という表現が合っている感じです。店員さんの出迎えと見送りの声だけが印象に残る食事時間でした。
(2025.10.2)



