の皮脂欠乏症 乾燥し湿疹・かゆみに
こすり洗いは禁物 / 保湿剤と加湿器併用
*外気が乾燥する上に暖房器具を使う冬は一年で最も肌が乾燥しやすくなりま
す。
*乾燥すると、普段は皮膚の深いところにある知覚神経線維が角質層近くまで
伸びて、わずかな外部刺激にも過敏になり、かゆみを感じるようになるといい
ます。
*かゆいからかくと角質がさらにはがれてバリア機能が低下し、ますますかゆく
なります。
*心がけたいのは保湿。
*減少した水分と油分を補う保湿剤を乾燥部位に塗ります。
*肌をできるだけ乾燥させない生活習慣も大切。
*入浴時に洗浄剤をたくさん使ってゴシゴシこするように体を洗うのは厳禁。
*角質がはがれて余計にかゆみを招きます。
*入浴後は体を拭いたらすぐに保湿剤を塗ります。
*エアコンをつけ続けていると、部屋の中はかなり乾燥します。
*加湿器などを使い、湿度を 50%前後に保つように。
*肌の水分を奪うこたつや電気毛布は、長時間使い続けないこと。
☆皮脂欠乏症とは
*肌が乾燥してカサカサになる
*悪化すると、かゆみや湿疹が出る
*主な発症部位:すねが最も多い。次に腰回り、お尻、太もも
(2022 年 12 月 3 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
薬と上手に付き合う 間違って使用し体調不良
悪化や慢性化リスク / 薬の数見直しを
*健康保険組合連合会が 2020 年に行った調査では、体調不良時は受診をせ
ずに市販薬で対処したと答えた人が 7 割。
*長期間、漫然と飲み続けたり、過剰に摂取したりして、逆に体調を悪くす
るケースがあります。
*厚生労働省の調査では、5 種類以上薬を処方されている人は 75 歳以上で
約 4 割(うち 6 割は 7 種類以上)、それ未満の年代でも 2 割前後。
*薬を 5、6 種類以上飲んでいる場合、ポリファーマシーとみなされます。
*一般に 5 剤以上になると副作用が起こりやすくなります。
*新しく薬を開始した後にふらつきなどの症状が出たら、必ず医師や薬剤師
に相談を。
☆市販薬の間違った使い方例
*頭痛
*便秘
*鼻炎
*不眠
鎮痛薬の飲み過ぎでさらに悪化
刺激性下剤の常用で腸の動きが低下
点鼻薬の使い過ぎで鼻づまりが悪化
睡眠改善薬の連用で不眠が慢性化
⇒よくなるはずが、逆に悪くする
⇒長期運用、過剰摂取に要注意!
☆ポリファーマシーとは
*いくつもの薬を服用する(多剤併用)ことで、薬による有害事象が起こりや
すくなる状態。
*持病が複数あり、何か所かの医療機関にかかることで処方される薬が増える
⇒薬の副作用と気づかず、それに対してまた新たな薬が処方される
⇒ポリファーマシーになりやすい
☆薬との上手な付き合い方
*市販薬は添付文書を必ず読み、使い方を守る。
*市販薬を飲んで症状が改善しない場合は受診を。
*処方薬は指示通りに飲む。
*服用後、ふらつきやしびれなどの症状が出たら医師に報告を。
*自己判断で薬をやめない。
*1 年に 1 回、飲んでいる薬の見直しを医師に相談する。
*かかりつけの薬剤師をもつ。
*お薬手帳だけでなく、スマホにも写真を残す。
(2022 年 12 月 10 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
増える乾癬かんせん患者 進行で心筋梗塞リスクも
10 年で倍増 / 他の病気との見分け難しく
●乾癬
*皮疹(発疹)を伴う全身の慢性疾患。
*本来、体を守るための免疫機能が異常をきたして起こります。
*ささいな刺激に体の免疫が過剰に反応し、その防御反応として表皮の新陳代
謝が活発に。
*10 年ほど前まで患者数は国内人口 0.1~0.2%とされていたが、現在は 0.4%
へと倍増。
・食の欧米化などに伴う内臓脂肪の増加が患者数増加の要因の一つ。
*30~50 代の働き盛りの世代で多く、日本では男性は女性の 2 倍発症しやす
くなります。
*皮膚が赤く腫れたり、表面にできた鱗屑りんせつという銀白色の細かいかさぶたが
フケのように剥がれ落ちたりするほか、爪が濁ったり剥がれたりすることが
あります。
*乾癬は重症であるほど心筋梗塞の発症リスクが上昇します。
*指が強ばり動きにくい、腰が痛く起き上がりにくいときには注意が必要。
☆主な乾癬の種類と症状、特徴
●尋常性乾癬
*皮膚が赤く盛り上がったり、かさぶたのような鱗屑ができたりする。
*乾癬の約 80%を占める。
●乾癬性関節炎
*関節の痛みや腫れ、変形を起こす。
*乾癬の約 15%を占める。
*尋常性乾癬で爪の症状があるとなりやすい。
●滴状乾癬
*若年層に多い。
*扁桃炎の後などに、小型の皮疹が急に全身に表れる。
*尋常性乾癬に移行することがある。
☆似た症状が表れる病気
●脂漏性皮膚炎
*頭部やわきの下など、皮脂の多い部分にみられる皮膚炎。
*頭部だけに症状が表れると間違いやすい
●梅毒
*乾癬に似た皮疹が手足に表れることがある。
*皮疹が出る約 1 か月前に鼠径部の腫れや陰部に症状がある。
●爪白癬(爪水虫)
*真菌感染で起こる。
*乾癬の爪症状と同じく爪の白濁や肥厚がみられる。
●関節リウマチ
*関節の痛みや変形がみられる。
*関節リウマチでは主に指の第 2 関節や第 3 関節に左右対称に症状が出やす
い。
☆乾癬を悪化させないためには
*脂っこい食事を避け、肥満を防ぐ
*禁煙
*風邪や歯周病など、感染症にかからないようにする
*肌を刺激しにくい服装
*アルコールは控えめに
(2022 年 12 月 17 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
こころの健康学 「日薬」「時薬」を上手に使う
*思うように物事が進まなかったときに落ち込むのは、自然なこころの動き。
・必要なことでもあります。
*今はペースダウンをしてその出来事を振り返る時期だと、こころが教えて
くれています。
*無理に前に進もうとすると、かえって傷口が広がってしまうことさえあり
ます。
*あまりあわてないで時間をおいてみることも大切。
*残念な思い、悔しい思いがあったとしても、そのつらい気持ちが和らいで
くることが多くあります。
*昔からの人の知恵、「日薬、時薬」を上手に使うことです。
*そのうえで、どうすればよかったかを具体的に考えると、思いがけない対
処策や解決策が浮かんでくることが少なくありません。
(2022 年 12 月 20 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
告知で衝撃 心のケアを
家族・職場が協力 / 適応障害やうつ回避
*がんの診断から 1~2 週間程度は、がんであることを否定したり、現実を
受け入れようとしたりする不安定な状態が続きます。
*6 人に 1 人が適応障害となり、さらにうつ状態になる人も同程度います。
*がん患者の中には「心配を掛けたくない」「がんになってしまって申し訳
ない」などと考えて、家族に自分の気持ちを話せないという人も少なくあり
ません。
*がんになったら家族には何をしてほしいか遠慮なく伝え、家族も何ができ
るか聞くことが大切。
*同じがんを経験した人たちと体験や思いを分かち合うピアサポートなど
の活動に参加してみることでも、気持ちの回復につながることがあります。
(2022 年 12 月 24 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
乾燥を防ぐ保湿剤の選び方
*冬になると乾燥し、肌がかゆくなる患者が皮膚科を多く受診。
*10 月ごろから保湿して、乾燥を予防。
*お風呂上りに全身に保湿剤を塗ります。
*保湿剤のエモリエントは基本的に成分は油で、皮膚をコートすることで水
分の蒸発を防ぎます。
*エモリエントを塗る前には肌が十分に水分を含んでいた方が良いです。
*モイスチャライザーは保湿成分を含んだ保湿剤。
*ヘパリン類似物質や尿素などを含んだ保湿剤。
*どちらもお風呂上りに塗ることが大事です。
(2022 年 12 月 24 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
銭湯 自分盛らぬ「ぬるい」関係 ネット手放し日常脱却
*全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会に加入する銭湯は、ピークだった
1968 年に 17,999 軒。
*2022 年にピーク時の約 1 割に。
◎クロス・マーケティングが 2022 年 1 月に実施した調査
*大衆浴場を「月 1 回以上利用する」は、20 代と 30 代では 2 割超。
*他の年代を 3~4 ポイント上回りました。
◎野村総合研究所の 2021 年 12 月調査
*Z世代(15~25 歳)の 50%が「SNS(交流サイト)疲れ」。
江戸時代、庶民の社交場 サウナやバブル進化
*銭湯が普及したのは江戸時代。
*1591 年に現在の日本銀行近くに銭湯がつくられ、庶民の社交場に。
*1800 年ごろには江戸に 500 軒ほどあったとされます。
*江戸末期まで男女混浴。
*天保の改革の際、お風呂の中央に仕切りが取り付けられたり、男女の入浴
時間が分けられたりして「男湯」と「女湯」に。
*明治以降、洗い場が広がり、浴槽も板張りからタイル張りになり、現在の
銭湯の形に近くなりました。
*昭和になると水道式のカラン設置、サウナやバブル浴槽など進化してきま
した。
(2022 年 12 月 31 日 日本経済新聞記事より抜粋・引用)
そうだ、銭湯へ行こう!親子連れちょっと旅
浪速区 ラジウム温泉
7 月以来でした。前回は暑くて行きは歩きましたが、こっちがへばってしまい
帰りはタクシーに乗ったのを思い出しました
今回の帰りはお決まりのコースをたどりました。新世界は以前の活気を取り
戻していて、かなりの人手でした。お風呂の後の食事もこの辺りを避け、しば
らく歩いてからにすることにしました。43 号線をまたいで南に伸びる商店街を
歩きます。人通りは徐々に少なくなっていき、適当な飲食店に誘いを掛けまし
たが、“たろう”は見向きもしません。
商店街を抜け西に曲がって花園町の交差点に到着。この辺りにも飲食店はあ
りますがスルーでした。
鶴見橋商店街を歩いて津守に近づく頃、先々月に入った力持ち食堂に“たろ
う”は飛び込んでいきました。最初からここに決めていたのかどうかはわかり
ません。
そして、渡し船で大正の地面を踏みました。総数 1 万 7 千歩の 1 日でした。
(2022.12.4)
浪速区 太平の湯 なんば店
先週はよく歩いたからなのか、車利用を指示されました。家からはラジウム
温泉よりも近い所ですが、太平の湯には車で行ったことが何度かあるので、歩
くことを拒んだのかもしれません。
例のごとく一旦家へ帰ってから、近所の中華屋さんで食事をしました。再び
帰宅してもまだ午後 3 時過ぎでした。銭湯ツアーがこの時刻に終了するのは久
しぶりだったので、パチンコ店でゆっくりしようと出かけましたが、すぐに追
い返されました。
(2022.12.11)
東成区 白鶴温泉
鶴橋駅から徒歩 1?2 分のお風呂屋さん。“たろう”がまだ幼かったころ、訪れ
たことがあります。当時と同じ道のりをたどってみました。
地下鉄玉造駅から駅前商店街に入り、鶴橋を目指します。商店街を通り抜け
たあたりにお地蔵さんが祀られていて、昔を懐かしく感じました。
当時は行き当たりばったりで銭湯を探していました。道の四つ角に来ると、
親子互いに左右を確認してお風呂屋さんを探していました。少なくなったとは
いえ、まだ大阪市内に 350 軒ほどの銭湯があった頃です。現在でも政令指定都
市の中では一番多いと思います。
午後 4 時開店で、お店に到着してもまだ 15 分ほどの待ち時間がありました。
すでに常連さんが先に待っていたので、早く開けてくれる銭湯だとわかりまし
た。
フロント形式で愛想のよいおかみさんに出迎えてもらいましたが、店内の設
えまでは覚えていませんでした。脱衣場も浴場も清潔を保っていました。
帰りは鶴橋で食べて地下鉄に乗ろうと算段していましたが、元来た道を指示
されました。
結局玉造に戻って王将で食べました。
玉造の交差点が「玉造温泉」のあったことを思い出させてくれました。
(2022.12.18)
大正区 大正湯
今年最後に指名されたお風呂屋さんは地元でした。大正区で日曜日に唯一朝
風呂をしてくれている所ですが、午後から出かけました。
お風呂を使い、外に出てしばらくしてカバンを忘れていることに気づきまし
た。“たろう”へ戻るように促しましたが、いつもの通りで、「後戻り」は許し
てくれません。ただ今回は重大なので、こちらの意志が強いと判断し応じてく
れました。無事、下足だなの床に置き忘れていたカバンを見つけました。
帰りにいつも行くお好み焼き屋さんに立ち寄りました。定位置のテーブルは
空いていませんでしたが、すんなりとカウンター席に座ってくれました。
(2022.12.25)