快い事 頭で「再体験」し力に
・精神医学では、今まさに体験中の「実体験」に対し、過ぎた体験を何度も頭の中で再現してしまう状態を「再体験」と呼び、私たちは日常的に頭の中で再体験を重ねています。
・通常は数日から数週間で頭の中が整理され、前に進む力を得ます。
・いつまでたっても、再体験による不快感が頭にとどまるときは、気分転換を図るなどして再体験の中身を変える必要があります。
・脳が「快い」と感じた出来事は、再体験により後々まで脳内を快くするというのが、気分転換の本当の効果です。
・頭で考えていることは、今実体験していることに近い感覚です。
・心が快いと感じる実体験の一つ一つを大切に、そして、つらい時にはそれを意識的に再体験してはいかがでしょうか。
(2017年8月26日 日本経済新聞記事から抜粋引用)
理想のスクワット 膝曲げだけはNG
「股関節」意識 ゆっくり上下
・スクワットは脚(大腿四頭筋)お尻(大殿筋・中殿筋)の筋肉を鍛える運動。腹筋群や背筋群など体幹を鍛えることも可能。
・脚を肩幅程度に開いて立ちます。股関節を曲げながら、お尻を突き出すように重心を落としていきます。背筋を伸ばして上体をやや前に傾けます。膝を曲げるのは90度まで。最後はゆっくりと立位に戻ります。
・いかに膝関節に負担を掛けずに足腰を鍛えるかです。「股関節をたたむ」とイメージ。
・椅子を使った立ち座りの動きも効果的。浅めに腰かけて、足を膝より後ろに置きます。股関節を折り曲げて上体を倒し、足裏にしっかりと体重を乗せてゆっくり立ち上がります。4拍で立ち上がり、4拍で座るリズムを保ちましょう。
・回数が多すぎてもひざを痛めます。10回前後を1セットにして徐々に増やしていきます。
(2017年8月5日 日本経済新聞記事から抜粋引用)
ちびちび飲み 歯には負担 虫歯より深刻!?「酸蝕歯」
原因は強い酸/健康志向の食品も注意
・ワイン、炭酸飲料、栄養ドリンク、かんきつ類、ドレッシング ― 酸性度の高い飲食物が原因で、歯が溶ける恐れがあります。歯は桟に弱いですが、唾液が酸を洗い流して中和するため、通常は大きな問題は起きません。ところが、強い酸に長い時間、または繰り返し触れていると、唾液の中和作用が間に合わなくなります。
・4人に1人が酸蝕歯。健康や美容への意識が高い人ほどなりやすい傾向。
・酸蝕歯の重症例の多くは胃酸が原因。逆流性食道炎や摂食障害の嘔吐などで歯が溶けるケースが増えています。
・原因となる飲食物の過剰摂取を控え、飲み方や食べ方も見直しましょう。ちびちび飲み、だらだら食べはNG。飲み物はなるべくストローを使うと、歯への接触を少なくできます。
・飲食後にガムをかむのも良さそうです。唾液がたくさん出て酸を中和してくれます。
・コップ1杯の水に小さじ1の重曹水をブクブクと口に含むうがいもお勧めです。弱アルカリ性の重曹が酸を中和します。重曹がない時は水やお茶で口をすすぎます。
・虫歯の予防には飲食直後の歯磨きが有効ですが、酸性度の高いものを飲食したときは、30分ほど待ってからの歯磨きが望ましいようです。酸で表面が軟らかくなっている歯をゴシゴシ磨くと、すり減ってしまうためです。ただし、酸蝕歯よりも虫歯のリスクが高い人は、食後すぐに歯を磨いてもかまいません。
(2017年8月12日 日本経済新聞記事から抜粋引用)
飲む前に「油のつまみ」
たんぱく質摂取 ビールは「水分補給」にあらず
・人間が一気に飲める水の量は1~1.5リットル程度。
・ビールだとたくさん飲めてしまうのはなぜか?胃から分泌されるホルモンの一種「ガストリン」が影響しているという説。ビールにはガストリンの分泌を促進する効果。
ガストリンは、胃の出口付近にある細胞から出され、胃酸の分泌を促す働きを持ちます。
ビールを飲むことで胃の排出効果が高まり、ビールならたくさん飲めるということにつながるのではないかとみています。
・飲みすぎない飲酒中の工夫が欠かせません。重要なのは血中アルコール濃度を急激に上げないようにすること。アルコールの大半は小腸で吸収されます。急激に血中アルコール濃度を上げないためには、胃でのアルコールの滞留時間を長くすることが大事です。
・悪酔いを防ぐには、空腹での飲酒を避けましょう。つまみを食べることで、アルコールを食品と一緒になるべく胃に長くとどめるようにします。アルコールが小腸に送り込まれるスピードが速いと、吸収が早くなり酔いが回りやっすくなるからです。
・マヨネーズ入りのポテトサラダやオリーブオイルがかかったカルパッチョなど、油を使ったつまみを酒を飲む前に食べておくと良さそうです。油は胃に滞留する時間が長く、ビールを小腸へ送る時間を遅らせられます。
・アルコールには利尿作用があり、飲みすぎは脱水を招きます。飲酒の合間に水を飲み、体内に水分の補給を。水を時々飲むことで、胃腸内のアルコール濃度を薄める効果も。
(2017年8月26日 日本経済新聞記事から抜粋引用)